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サスペンションシートポストSR SUNTOUR NCX SP12を導入

パナソニック ジェッターを購入当初からその乗り心地の硬さが気になっていて、長時間歩道を走ると手のひらとお尻への衝撃が厳しく疲労が増幅してしまうように感じていた。
これまでママチャリと前後サス付ミニベロしか乗っていなかったので、総アルミ製リジッドフレームがこれ程硬い乗り心地だとは想像できなかったのだ。
そんな訳で、軟弱にもサスペンションシートポストを試してみることにした。
サスペンションシートポストにはその動作から主に2タイプあるようで、上下にストロークするショックアブソーバーのような形状のタイプ、もう一つはパンタグラフ状のサスペンションアームにより斜め後方にストロークするタイプで、乗り心地に関しては後者の評価が高いようだ。
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パンタグラフ式の中で比較的手に入りやすく口コミ評価の高い SR SUNTOUR NCX 27.2×350mm SP12の並行輸入品を選択。
正規品はカラーがシルバーのみで14,800円だったけれど、並行輸入品はブラックも選べてAmazonで9,980円。
並行品なので説明書は英語のみで販売代理店の保証も無い。
SR SUNTOUR社はMTB等のフロントサスペンションフォークで有名なメーカーで、私のAraya製ミニベロのフロントフォークも同社の製品だ。
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ジェッター純正サドルを移植して、新しいシートポストにはシリコーングリースを薄く塗布してからフレームにセット。
メカメカしいサスペンションアームがカッコいい。
シートポストエンド部にネジがあり六角レンチ(6mm)でプリロードが調整できるが、体重56kgの私の場合、一番柔らかい工場出荷時の状態でも腰かけてストロークすることのない硬さ。
適応体重は60~80kgとなっており、体重のある方はプリロード調整が必要かもしれません。
普通にフラットな車道を走っている分には全くストローク感はなくぺダリングへの影響も無い。
しかしながら、不意に腰かけたまま段差を通過してしまった際には確実にストロークしており衝撃もフルサス車のようにマイルドだ。
これまで振動が厳しく感じたアスファルトの荒れた田舎道でも、細かくストロークして振動を吸収してくれているようで、とても乗り心地が良くなり衝撃・振動による疲労が大幅に軽減したと感じています。

なお、フレーム上端からシートレールまでが約11cmあるので、大き目のフレームでシートを目一杯低くして乗っている場合にはシートの高さが上がってしまうので注意が必要です。

乗り心地に大きな改善効果があった当製品だが、唯一で最大の問題点は重量が嵩むことで、シートポスト単体で約800gもあります。
パナソニックジェッターは元々車体が重たいので余り影響ありませんが。
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交換後100km程度しか走っていないので、耐久性はわかりませんが、上下ストロークタイプの製品に比べ複雑な構造であるため、乗る前には異常の無いことを目視確認するよう心がけたいと考えています。

なお、取扱説明書によると6ヵ月または500km毎に分解整備するよう記載されています。
具体的にはシートポスト下部の調整用ネジを外して中からコイルバネを取り出しグリース塗布するとのことで推奨グリースも記載されている。
初回は少し早めに分解して中の様子を確認してみたいと考えています。


by m-kanzawa | 2017-11-15 23:36 | 自転車 | Comments(0)