2009年 05月 24日
KONI FSD ショックアブソーバー(2) インプレッション
交換後2,000キロが経過したので、簡単にその印象など。
結果を先に述べるが、「良くない」。
本来なら、交換後すぐにでも感動のレポートを掲載したかったのだけど、具合が良くないので初期フリクションもあろうかと思い、少し様子を見ていた。
何が良くないかと言うと、FSDの売りである「乗り心地」が明らかに標準品より劣る。
乗り心地の好みは人それぞれだと思われるかもしれないけれど、その「質」が低下するのが残念。一言で言えば「しなやか」さに欠けるのだ。
(1)具体的には、今までフラットだと感じていた幹線道路で、常に小刻みな振動を感じること。
(2)伸び側の初期作動が抜けたショックのように低質で剛性感に欠けること。
また、減衰力自動調整機能のせいか、ストロークの途中から急に減衰力が立ち上がる感じで妙にツッパリ感がある。
スポーツショックのように硬い訳でもないし、かといって柔らかい訳でもない。
何だか妙な感触の反発感のある揺れが気になるのだ。
WebでFSD購入者の印象を収集したところ、概ね絶賛されているものの、一部に私と同様に感じた方もあったようだ。(プジョー207の方、マツダプレマシーの方等、「みんカラ」パーツレビューで発見。)
どうやらFSDはスポーツグレード(BMWのM-Sports等)のように標準状態が明確に硬いモデルには効果的だけど、元々乗り心地の悪くない標準グレードのモデルでは乗り心地面のメリットが享受できない場合があるようだ。
そんな訳で、ここは潔く一度標準ショックアブソーバーに戻すことにした。
迷った時はいったん標準に戻す。これが基本でしょうか?面倒だけど...
純正のセッティング(ダンパーやブレーキパッド、ローター)は
なかなか侮りがたく、アフターパーツメーカーとの性能は好みの
問題的なところがありますね。
今回は機械式の減衰力自動調整機能に期待したのですが、どちらかと言うと、「ハンドリング最高ながら乗り心地に犠牲あり」な車について「ハンドリングそのままに、乗り心地の犠牲を軽減」するような製品でしょうか。
そういえば私、Xantiaでもスペコンを試しましたが満足できず元に戻した経験あり...お恥ずかしながら学習効果の無い奴です。